一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

東大戦-またも勝ち越しの中長、まさかのスコンク勝ちも!!

2016年8月27日東京大学駒場キャンパス陸上競技場にて、「第58回東京大学・一橋大学対校陸上競技大会」ならびに「第14回東京3大学対校陸上競技大会」が開催されました。

男子対校種目では、1500mに風戸(4)、柿沼(3)、山口(1)、5000mに三好(4)、森(4)、柿沼(3)、女子対校種目では、1500mに出口(4)、澤田(1)、池田(2)、戸田(1)がそれぞれ出場しました。

競技順に各種目の結果を報告いたします。

開会式が終了し、トラックで100mが行われた後、最初の中長種目である男子対校1500mが行われました。

スタートをして当初は予定通り風戸がスローで引いていく展開となり、東大の選手も集団から誰も離れず6人で進みました。ラスト2周となったところで、一気に風戸が動き出し、作戦通り柿沼、山口ともにペースアップをして、ロングスパートで逃げ切ろうとしました。風戸が一人抜け出す形となりそのまま実力差を見せつけゴール。柿沼はラスト東大の2番手に競り勝ち3着で、山口は惜しくも敗れ6着でのフィニッシュとなりました。

男子1500mの得点は一橋6点、東大4点で勝ち越しました。

続いて女子対校1500mが行われました。

号砲が鳴り、固まって1周進んだところで集団が早くも3つに分かれました。1つ目は東大の1番手と出口の集団。2つ目は東大2番手と池田の集団。3つ目は戸田と澤田の集団。ラスト1周まで展開は変わらずそのまま推移したが、ラスト200mで出口が東大の1番手をかわして見事1着でフィニッシュ。数秒遅れ池田がラスト50mで東大の2番手を振り切り自己ベストでゴール。歴代10傑に迫るタイムでした。最後戸田と澤田の1年生対決は澤田が勝ち切りました。

女子1500mの得点は一橋8点、津田塾5点、東大8点となりました。

そして最後に男子対校5000mが行われました。

雨の中、やや肌寒い好コンディションでスタートしました。三好が最初からレースを引っ張り、400mあたり75—77秒のペースでずっと引っ張り続け、4000mを超えてもなお、誰一人ペースアップせず、脱落もしない牽制状態が続きました。レースが一気に動き出したのは、ラスト400mからで、森が一気にロングスパートをかけたことを皮切りに、全選手が一斉に動き出すと、最初に東大の1番手が先行し、柿沼がそれに続きました。ラスト200mで柿沼が先頭に出てそのまま突き放して1着を、三好と森がラスト50mで東大の1番手を差し切りそれぞれ2位、3位でフィニッシュしました。

対校得点は一橋9点、東大1点のスコンク勝ちを果たしました。

続いてOPは出場者の中で注目選手を数人紹介したいと思います。

男子800mでは多くの選手が自己ベストに迫る走りを見せたが、中でも星(1)は今シーズン入部してから安定的な成績を残しており、本レースでも人数が2人しかいないレースの中、セカンドベストで走りぬきました。秋シーズンの飛躍が期待されます。

また、男子5000mOPでは上野(2)、佐藤(1)の走りが際立っていました。上野は、この試合で自己ベストを更新し、同期との競り合いに勝ち、組1着を勝ち取りました。長期間の怪我から復帰してからはパート内で1、2を争う成長率を見せています。佐藤はこのレースで大学ベストを20秒以上更新しました。高校時代に記録した自己ベストはまだ更新していないものの、それに迫る記録を残しました。

今年度の東大戦を振り返りますと、各種目とも事前の戦力分析では厳しい結果が予想されましたが、男子も女子も事前の分析以上の結果を出すことが出来ました。昨年3種目ともスコンク負けを喫しましたが、その時点からチームの総合力は徐々にですが確実に上がってきております。

今年度の少数対校戦では、男子は中長種目の合計得点では四大戦、三商大戦、東大戦すべて勝ち越してきております。女子も東大戦では同点だったものの、四大戦では勝ち越し、負けなしの状態です。

残りの対校戦は少なくなってきておりますが、ここから今一度自分たちの弱点を再確認しボトムアップを図り、よりチームの勝利のために貢献したいと思います。

最後になりますが、中長合宿、全体合宿の2つの合宿をはじめとする様々なOB・OG様方のご支援を受けて、充実した環境で練習を積むことが出来ております。本当にありがとうございました。パート員一同これからも精進してまいりますので、これからもよろしくお願い致します。

文責:岩崎友春

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