一橋・津田塾大学陸上競技部　中長距離パート

中長は負け越し、悔しい結果に、、、

7月15日、一橋大学陸上競技場にて第67回旧三商大戦が開催された。

天候は、例年通りの快晴。日中の気温は35度を越え、中長距離には非常に厳しい、猛暑の中での試合となった。

本学からは男子対校1500mに栗田(2)、山口(2)、男子対校5000mに高島(2)、柿沼(4)がエントリー、レースに臨んだ。

男子対校1500mからレースを振り返る。

スタートから落ち着いた立ち上がりを見せ、栗田、山口ともに集団最後尾でレースを進めた。1000mまで集団に目立った動きはなく、ひとかたまりに。残り1周の鐘をきいたタイミングで栗田が集団を抜け出す。これに反応した大阪市立の2人と神戸の4人でスパート勝負に。大阪市立の2人が抜け出しスコンクを許したが、栗田は残り100mで神戸に競り勝ち先着。山口と神戸大で5位争いとなったが、惜しくも先着を許し、6位でのフィニッシュ。

栗田は昨年の三商大戦で出したUBを見事更新する快走を見せ、4分切りへの十分な手ごたえを感じさせる走りであった。山口は最後の順位争いに食い込めなかったものの、UBに遜色ないタイムでまとめた。今後もスパート勝負が課題となってくるか。栗田、山口、星、大倉4人が中心となって、中距離をさらに盛り上げていってほしい。

男子対校5000mのレースを振り返る。

スタート直後、大阪市立が一人飛び出したが、柿沼が引っ張る第二集団にすぐ吸収された。その後、柿沼が2番手、高島が最後尾につけ、レースを進めた。2000m通過後、大阪市立が1名、3000m通過後、高島が離れ、集団は4名に絞られた。のこり4周のポイントで柿沼が仕掛け、ロングスパートを狙うも、次第に差が詰められ、ラスト1周で大阪市立、神戸の2人にさされ、3位でのフィニッシュ。高島は集団から離れた後、単独走となり、そのまま5位でフィニッシュ。

柿沼は優勝してもおかしくない実力ではあったが、ロングスパートが失敗に終わり、最後は苦しい走りとなった。対校戦の勝負どころの見極めがいかに難しいのかを感じさせるレースとなった。高島は四大戦、国公立に続き、トラックでは今回が3回目の対校枠での出走となった。本調子の走りではなかったものの、3000mまで集団についていく粘りの走りを見せた。今後も対校戦で経験を積み、長距離パートの核として、活躍を期待したい。

最後にオープンの男子800m、女子800m、男子1500m、女子1500m、男子5000mを振り返る。

男子800mOPには、福澤、大倉、田中、宮田が出走。大倉は組2着の快走で、PBを更新、福澤もスタートからトップに躍り出る果敢な走りでUBを更新した。女子800mOPには澤田が出走。今回が引退レースとなった澤田、2名での出走で記録を狙うのは厳しいと思われたが、見事にPBを更新し、有終の美を飾った。男子1500mOPには星、大倉、佐々木、山中、久保井、佐藤、岩崎が出走。5000mに続き、2本目のレースとなる者も多かったが、PB2本、UB3本と大収穫のレースとなった。女子1500mOPには戸田、池田、高木が出走。先日UBをマークし、関東新人標準を突破した戸田は、勢いそのままにPBを更新する快走を見せた。高木も池田の引っ張りをうまく使いPBを更新した。男子5000mOPには、11名が出走。5000mを走るにはかなり厳しいコンディションで、例年大崩れする選手が多い中、今回はうまくレースをまとめられた選手が多かったことに注目したい。昨年の三商大戦は、5000mOPに10名が出走し、その平均タイムは17'44、最高タイムは16'47であったのに対し、今年出走した11名の平均タイムは、17'04、最高タイムは佐々木(1)の16'09という結果になった。中間層の選手のレベルアップが確認できるレースであった。

最後になりましたが、応援・サポートをしてくださった、OB・OG、他パートの皆さま、本当にありがとうございました。これからもより一層練習に励んでまいりますので、今後とも応援よろしくお願い致します。

森下尚耶