一橋・津田塾大学陸上競技部　中長距離パート

中長は男女共に勝ち越し、5000mはスコンク達成!

9月30日、知多運動公園陸上競技場にて第47回一橋大学・名古屋対校陸上競技会が開催された。

天候は晴れ。日差しが強く、体感温度は高かった。

本学からは男子対校800mに栗田(2)、大倉(2)、宮田(4)、男子対校1500mに栗田(2)、大倉(2)、星(2)、男子対校5000mに山口(2)、高島(2)、柿沼(4)、女子対校1500mに笹木(1)、戸田(2)がエントリー、レースに臨んだ。

男子対校800mからレースを振り返る。

集団前に名大3人、後ろに一橋3人が固まり、レースが始まった。そのまま目立った動きはなく、600m手前で宮田が前に出るも、後続の選手に交わされる。後ろで温存していた栗田、大倉も一気に仕掛け、栗田は1着、大倉は4着でのフィニッシュ。宮田は6着でのフィニッシュとなった。

栗田はラストのスプリント勝負を制し、見事優勝。大倉も実力通りの力を出しきった。宮田は今回が引退レースとなった。この種目では名大との点差を1点に抑えることができた。

男子対校1500mのレースを振り返る。

1周目はかなりスローな展開となり、栗田が集団をひき、名大3人をはさみ、大倉、星が後ろで控える状態に。400m通過で名大1人が前に出たのに反応し集団もペースを上げる。そのままレースは進み、勝負は残り200mのスパート勝負に。早めに仕掛けたのが大倉、一番手に出るが、後ろから名大と栗田に交わされ3着でのフィニッシュ。大倉をかわした栗田は、名大にもしっかり先着し、優勝を飾った。星も残り二人の名大に競り勝ち4着を勝ち取った。

栗田は800m同様、ホームストレートに入ってからのスプリント力が光った。見事、800mと1500mで2冠を達成。大倉は対校戦での試合を重ねてきたことで、かなり経験が蓄積されてきた様子。安定した走りを見せた。調子が下がり気味であった星もしっかりと得点して、チームに貢献する好走であった。

男子対校5000mのレースを振り返る。

スタートから集団はひとかたまり、名大が集団をひき、一橋は集団なかで控える展開に。大きな動きがないまま4000mを通過。徐々にスパートに向かう動きを見せ始め、残り700mで柿沼が一気に前に出て、集団を離しにかかる。後ろでは名大2人がこぼれ、高島、山口、名大3人のスパート勝負に。柿沼はそのまま逃げ切り2連覇を達成。高島、山口の集団は、残り200mで名大がスパート勝負から脱落した時点で、スコンクが確定。そのまま高島、山口の順でフィニッシュ。

柿沼は実力通りの走りで優勝を獲得。山口、高島も26大からの好調を維持し続けている様子。この種目でのスコンク勝ちが一橋優勝を確実なものにしたといえる。

女子対校1500mのレースを振り返る。

笹木がスタートから飛び出し、後ろ3人でそれを追う展開。笹木はそのまま単独走で逃げ切り、1位でのフィニッシュ。戸田は残り200mで名大に交わされ、惜しくも3位でのフィニッシュとなった。

笹木は終始、単独走になったにも関わらず、しっかりとPBに近いタイムにまとめてきた。5分切りは目前といったところ。戸田も記録が振るわない状態が続いていたが、今回はタイムをまとめてきた。経験を積んでラストでしっかりと勝負ができるようになりたい。

最後にオープンの男子800m、女子1500m、男子5000mを振り返る。

男子800mOPには、福澤、中川、星、池永が出走。福澤がPBを更新。着実にタイムを伸ばしている。中川はこれが引退レースとなった。女子1500mOPには池田、高橋、松岡が出走。松岡が前回に引き続き、PBを更新。池田はPBに近いタイムを、高橋は5分台を狙って調子を上げていきたい。男子5000mOPには、14名が出走。今回は予選会出走メンバーの11、12番手と補欠2名の選考レースであった。久保井、河野が16分30秒のペースで走り、レースをつくった。レースの結果、清水、毛利が11、12番手として内定し、佐藤、松尾が補欠となった。新たな標準突破者は出なかった。

当日は遠方にも関わらず、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださいました。心よりお礼申し上げます。これが今シーズン、トラックでは最後の対校戦となり、残すはついに予選会のみとなりました。中長パート一丸となって、レースに臨みたいと思います。これからもあたたかいご声援よろしくお願いいたします。

森下尚耶