一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

四大戦2連覇、高島主将が5000mで初V!

4月8日、一橋大学グラウンドにて第28回新四大学対校陸上競技大会が開催された。

天候は晴れ、気温は15度前後の比較的走りやすいコンディションであった。

本学からは男子対校1500mに高島(3)、大倉(3)、5000mに高島(3)、山口(3)がエントリーした。

男子対校1500mからレースを振り返る。

スタートから学習院の松浦がレースを引っ張り、600mあたりで抜け出して単独トップとなる。高島と大倉はそれを見逃して学習院の水野をぴったりとマーク、スローペースでレースが展開されていく。二人掛かりの位置取りで相手を牽制してラスト勝負に持ち込むと、高島が2着、大倉が3着を危なげなく獲得した。

ラストのスピードが光る両選手が上手くレースを見極め、しっかりと作戦勝ちを収めることができた。

次に5000mを振り返る。

1周目のスローな展開から学習院の中島が抜け出し、2周目以降を引っ張る。そのすぐ後ろを全選手が集団で付いていく形となった。我慢比べの中で、3000m時点で先頭集団が学習院と一橋の4人に絞られた。ラスト1000mで若干ペースが上がると山口が離れ、優勝争いは残り3人に。ラスト1周 で高島がスパートをかけペースが更に上がり、勝負は最後の直線までもつれ込んだが、高島が最後まで強引に振り切って1着を獲得した。山口は遅れて4着でのフィニッシュとなった。

高島は1500mからあまり時間が無く、疲労がある中でのレースとなったが、集団を上手く利用して得意のラスト勝負に持ち込み、勝ち切ることができた。2月から対校のレースに向けてスピードを鍛えてきた努力が結果として現れた。山口は予想順位通りで帰ってくることができたものの、他選手との実力差がほとんど無かったことを考えると優勝争いに絡んで更に得点を重ねたいところであった。少数対校レースの走り方が問われる結果となった。

対校は1500m・5000m共に13点ずつ獲得し、中長パートとして他大学に勝ち越した。事前の戦力分析通りの結果となり、対校戦初戦として良い結果を残すことができた。

続いてオープン種目を振り返っていく。

男子OP1500mには田中(4)、星(3)、福澤(2)が同組で出走、他大学の選手がいない中3人でのレースとなった。レースは福澤が他2人を引っ張る形で展開。福澤は一度も先頭を譲らないままラストも伸ばして1着。PB更新の力走であった。続いて星・田中の順でフィニッシュ。田中は専門外ながらPBとなる走りであった。福澤はこの後OP100mに出場後、対校マイルリレーにも急遽エントリー。3レース目ながら他大学に一歩も引けを取らない力走を魅せた。春先から一気に成長を見せている福澤は、中長パートに新しい風を吹かせてくれることが期待される。

予選会標準の変更を受け、今年は男子OP10000mが新設された。既に出場資格を満たしている長距離パートの選手は、予選会に向けた目標として33’40を目安に集団走を展開した。参加して頂いたOBの方々の引っ張りもあり、田中(2)、清水(2)がPBを更新した。標準切りを目指す毛利(2)は途中で苦しくなるものの粘りの走りで、標準切り後一歩のタイムでゴール。今後に期待が持てるレース運びであった。全体としても、万全の状態でない選手も多い中で出走者10人の平均タイムが34分程度に抑えられ、標準切りタイムで5人が走るなど安定感のある結果となった。予選会本番に向け、チーム力の底上げに光明が差すレースであった。

最後になりますが、応援やレース補助をしてくださった多くのOB・OGの皆様、及び他 パートの方々、本当にありがとうございました。今後とも精進して参りますので、ご支援のほどよろしくお願い致します。

文責:山口雄大

 
種目 名前 記録 備考
男子1500m対校 高島良平(3) 4'13"27 2位
大倉和樹(3) 4'15"63 3位
男子5000m対校 高島良平(3) 15'36"20 1位
大倉和樹(3) 15'56"82 4位
男子1500m 福澤元己(2) 4′10″38 PB!!
星 寿幸(3) 4′16″13
田中洋輔(4) 4′18″99 PB!!
栗田寛樹(3) DNS
男子10000m 田中遼太郎(2) 33′12″06 PB!!
清水康太(2) 33′25″27 PB!!
森下尚耶(4) 33′47″70
上野周平(4) 33′54″03
萱原亮太(2) 33′58″61
河野 樹(3) 34′26″61
久保井遼介(4) 34′27″35
毛利陽人(2) 34′27″79
松尾秀浩(4) 34′40″34
佐藤 仰(3) 35′51″57
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