一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

成長が見える結果で

6月29日、上柚木陸上競技場にて東京地区国公立大学対校戦が行われた。雨が時々降っていたが、気温は低く、中長距離としては絶好のコンディションであった。

以下、種目ごとに振り返る

男子5000mOP

1組目には萱原(3)、田中(3)、山中(4)、長友(2)が出走。萱原、田中は安定したペースメイクで無難に15分台。山中も間もなく15分台に突入しそう。長友は怪我で練習できない期間があったものの、その割にはまとめて走った。2組目には佐藤(4)、宮本龍(1)、戸高(1)が出走。佐藤は後半追い上げる走りでPBに近い好タイム。宮本と戸高は記念すべき初レースだったが、積極的な走りでそこそこのタイムであった。

男子5000m対校

高島(4)、山口(4)、清水(3)が出走。高島、山口は前半から2位集団にくっつき、後半も失速することなくダブル入賞。清水は前半から消極的な走りで力を出し切れなかった。

女子800mOP

関(3)は、一周目は飛び出た一人についていき、2周目から抜かして単独走、ラスト100mは腕をしっかりふり、PBをだした。

女子3000mOP

増渕(3)はスタート直後学芸の西川(3)につき1000mを3'25で通過、総合2着、UBでフィニッシュした。笹木(3)は1000以降大幅におちたものの11分切り、牧(2)はイーブンペースで追い上げ11分でゴールした。関は今シーズンPBを連続でだしている。増渕は安定して練習をこなしてきて、翌日の栃木県選3000mSCで関東インカレ標準を切るなど、今後いっそう活躍が期待される。笹木、牧は体調管理に気を使い不調を抜け出し、PBをだせるようにしたい。

男子1500m対校

この種目では大倉・星が入賞を争えるレベルに達しており、2人の入賞が期待された。最初の種目となったこの種目はタイムレース決勝ということもあり、ハイペースでレースが進んだ。大倉と星は入賞が狙える5位集団、そして金川はその集団から少し離れたところでレースを展開。しかし800mを過ぎると、大倉は入賞集団から離れてしまい遅れをとり、金川も3周目以降ペースを落とし単独走で苦しい走りとなってしまった。そんな中、星は最後まで入賞集団に食らいつき、ラスト300mからスパートをかけた。最後少し失速したが、自己ベストの走りで7位入賞を果たした。大倉は事前予想では入賞が期待されたものの12着、大学デビュー戦となった金川は15着でレースを終えた。結果、男子1500mでは2点を獲得した。

男子対校800m

例年と違い予選は4組での開催となった。一橋の選手の資格記録は3人とも入賞圏内に入っており、全員入賞が期待された。1組目には福澤が出走。スタートから積極的にレースを引っ張り、600m過ぎまで先頭を走るが最後2人に抜かれ、3着でのゴールとなった。タイムは決して悪いものではなかったが、0.18秒差で決勝進出を逃した。2組目では清﨑が出走。1周目は周りの選手に合わせゆったりと入り、500m過ぎで先頭に出るとそのまま1着でゴールし、決勝進出を軽々と決めた。4組目は堀内が出走。最終組という事もあり、少し他の予選に比べるとペースが速かったが、危なげなく2着でゴール。タイムで決勝に進出することができた。

決勝では1周目の通過が61秒とかなりのスローペースとなり、勝負はラスト200mからのスパート合戦となった。そんな中、清﨑は最後の200m26秒という圧巻のラストスパートをみせ、1着で見事ゴール。初タイトルを獲得した。また堀内もラストの200mで伸びを見せ、2人を抜き4位入賞を飾った。結果、男子800mでは13点を獲得した。

対校女子800m

リスト6位の谷は、組全体が実力差の激しいこともあり、後方で様子を伺いながらレースを進めた。自己ベストを狙えるペースで一周目を通過したが、500m過ぎから苦しい走りとなった。しかし見事5位入賞を果たし、女子選手唯一の得点をもたらした。

OP男子800m

金川・星は1500mからの2本目。宮本は大学初レースとなった。金川は2本目とは思えない良い走りを見せ、ほぼ2分フラットのタイムでゴール。三商大戦では自己ベストの更新が期待される。宮本はまだ練習が充分にできてないからか、後半ペースを落としてしまった。まだまだ体が戻ってきてないと思うので、これからどんどん記録も伸びていくであろう。

中距離全体としては男女総合で19点を獲得するなど、昨年よりかなり良い成績を残すことができたと思われる。一方で入賞が期待されながら、あまり良い走りができなかった選手もいるので、三商大戦や東大戦・27大戦でより良い結果をもたらすためにも、パート一丸でより一層精進していきたいと思います。

文責:佐々木海、福澤元己、笹木晴奈

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