一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

男女ともに奮闘!駅伝シーズンへ向けて前進!

10月19日、知多運動公園にて第49回名大戦・第25回女子名大戦が行われた。 天候は、曇り時々雨。気温も20度前後と比較的良好なコンディションの中での試合となった。 以下、種目ごとに振り返っていく。

まず、長距離。

男子5000m対校 一橋からは大倉(4)、高島(4)、山口(4)が出走。天候は曇りでコンディションが良い中、スタートからハイペースで一橋の選手にとっては厳しいレース展開となった。序盤から集団は3つに分裂。先頭は終始名大の森川が独走。レース中盤ごろから第2集団が徐々に山口に追いつき、その後は3位以下を引き離して名大の選手が2位でゴール。一橋は3位に高島、5位山口、6位大倉という結果となった。

はじめ第1集団で名大の森川と先頭を争った山口だったが、2000m付近で離されてしまう。しかしその後は一定のペースを確実に刻んで走り切り、単独走でもしっかりと走れる強さを見せた。第2集団にいた高島は中盤までに第1集団に追いつこうと奔走するも、先頭の速度に力負けしてしまう。しかし、持ち前のラストスパートやスピード耐性を武器にPBを出すなど翌週の箱根予選会につながる走りができた。大倉は終始レースの後方で自分の走りに徹する結果となった。慣れないレース展開に実力を出すことは難しかったが、今回のレースで得た課題を克服して予選会での活躍を期待したい。

男子5000mOP 一橋からは1組目に河野(4)、山中(4)、萱原(3)、清水(3)、寺田(2)、長友(2)、福井(2)、戸髙(1)が、2組目に毛利(3)、宮本龍二(1)が出走。各々が翌週の箱根予選会に向けたレースの目標をたて、数名PBやUBを更新するなど全体的にうまくレースをまとめることができた。

翌週の10月26日(土)には箱根予選会が行われる。名大戦の結果も含め、ここまで積み重ねてきたものを選手全員が発揮できるように、今できることを着実にこなしていきたい。

次に、中距離。

男子1500m対校 一橋からは星(4)、福澤(3)、清﨑(2)が出走。スタートすると名大の5000mで14’43の記録を持つ選手が先頭に出て、1周目を64秒で通過。3番手に清﨑、一人挟んで福澤、星がついて6人全員集団で進む。そのままの集団で、2周目を一橋の選手としてはかなり楽なペースである69秒で通過し、さらに1000mまで通過する。1000mを通過したところで清﨑と星が前の名大二人を抜いて、1200地点から一橋の三人が先頭に出る。ラスト150ほどで名大の選手がついてこれなくなり、星、清﨑、福澤の順でゴール。事前の予想を上回るスコンクを達成できた。 特に星は今までの課題であったラスト300で会心の走りをし、引退レースで優勝という素晴らしい結果を残した。清﨑と福澤も2時間後に控えた800mに向けてラストで温存できるという良い展開で進められ、1500m対校は去年からの中距離パートの成長が見られるレースだった。

男子1500mOP 中距離からは金川(1)、宮本力(1)が出場。前を走っていた名大の選手を上手く使い、金川はPBを更新した。宮本力は1200m通過から減速してしまいPBとはならなかった。二人とも入部当初よりも練習の水準は上がっているため、冬季練習を経て1500m対校で活躍できる選手へと成長してほしい。

男子800m対校 福澤(3)、清﨑(2)、堀内(1)が出場。一橋は福澤、清﨑の二人が1500mに引き続きの出場ということで、名大が先頭へ出る。そのまま前に出た選手をうまく使い、6人全員の集団で進む。500m通過で堀内が先頭へ出て、それに清﨑、名大の二人が反応。福澤は集団の後方でラストの直線に備える。ラスト150からは堀内と清﨑の先頭争いとなり、そのまま堀内、清﨑の順でゴール。福澤はラストの直線で狙い通りスパートを決めて名大を二人抜いたが、あと一人には0.02秒差で届かず4着となった。 800mにおいては、相手の一番手が怪我明けで本調子ではなかったことに救われた形ではあるが、事前の1,3,5着予想を覆し、1,2,4着となり、中距離としては勝ち越しを決めた。来年も中距離の人数不足から二種目出場者が出てくると予想されるが、それに対応できる練習を積み、今年と同等かそれ以上の結果を期待したい。

男子800mOP 中距離からは星(4)、金川(1)、宮本力(1)が全員2組目で出走。金川は名大の選手と二人で先頭を走り、UBに近いタイムでゴール。星と宮本力は集団の先頭からは少し離れたところでレースを進め、二人とも2分4秒台でゴール。三人とも1500mに続いて二本目の出場となったが、大きく崩れることもなく、金川と力はUBに近いタイムを出せているため、800mにおいても今後の記録に期待したい。

最後に、女子。

女子対校800m 増渕(3)、谷(2)が出走した。序盤から4人が集団となって走る展開。500m過ぎに名大の島崎さんがペースを上げ、それに増渕がついていき、集団が二つに割れる。増渕は500過ぎから激しい先頭争いを繰り返したが、ラスト50mで引き離し、1位でゴールした。谷は600m過ぎで近藤さんの前に出て、ラスト100でさらにスピードを上げた。そのまま引き離して3位でゴール。結果、増渕はUB、谷は2'30切りとはならなかった。

女子OP800m 関(3)、牧(2)、高橋(1)が出走した。400mまで牧を先頭に集団で走り、ラスト一周で、牧、高橋、関の順でばらける。牧はそのままゴールし、関はホームストレートで高橋を抜かしてゴールした。牧と高橋は大学初レース。

女子対校1500m 笹木(3)、牧(2)が出走した。序盤から名大の斎藤さんが引っ張り、全員がそれについていく展開。800m過ぎでペースが落ち始めたため、笹木が前に出てそれについて牧も前に出る。ラスト200m付近で斎藤さんがスパートをかけ、3人で1位勝負をしたが、牧はホームストレートで引き離され、笹木は競り負け、2位と3位でゴールした。だが、笹木はセカンドベスト、牧はPBを出すことができた。

女子OP1500m 松岡(3)、関(3)、堀江(1)が出走した。レース序盤は3人で最後尾に集団を作ったが、400m通過から怪我明け復帰後初レースの松岡がペースを上げた。2人も抜きつ抜かれつを繰り返しながらレースを進めていき、松岡が6着、関が8着、堀江が9着となり、厳しいレースとなった。

女子OP3000m 笹木(3)、大岩(1)、松本(1)が出走した。明石(1)はDNS。最初に松本と大岩が飛び出した。一周過ぎから笹木が引っ張り、大岩は2000過ぎまで付いていく。結果、笹木はSB、松本は大学初レース、大岩は関東新人の標準に2秒ほど届かなかった。

最後になりましたが、応援・サポートをしてくださったOBOGや他パートの皆様、本当にありがとうございました。今後も予選会・駅伝シーズンに向けて全力で練習に取り組んでいく所存ですのです。今後とも暖かいご声援のほどよろしくお願い致します。

文責 長友勇樹 清﨑佑 牧花恵

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