一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

総じて合宿の成果を発揮、5000m対校はスコンク達成

8月31日(土)、一橋大学にて東大戦が行われた。この時期にしては気温もそれほど高くなく、比較的走りやすいコンディションでの大会となった。以下、レースを振り返っていく。

男子5000m対校 高島、山口、田中の3名が出場。苦しいレースになることが予想されたが、相手方の自爆にも助けられて無事スコンク達成

男子5000mOP 大倉、清水、佐々木、萱原、長友、福井、寺田、戸高、宮本が出場。翌週に箱根予選会のセレクションも控えていたため、それぞれの体調に合わせてのレースとなった。気温もそれほど高くなく、質の高いレースができたと思われる。

男子1500m対校 一橋からは大倉(4)・星(4)・福澤(3)が出走。スタートから力のある東大の選手が飛び出し、一橋の3人は東大2人と第二集団を形成。400mを過ぎると大倉が集団から抜け出し、前を追った。そこからそのままの形でレースが進み、残り300mを迎える。ここで福澤が集団から抜け出し大倉に追いつき、一橋が2・3位を確保したかに見えたが、東大の2番手に猛烈なスパートをラスト100mで決められ、福澤は抜かされてしまったが、大倉は何とか2位を0.03秒差で死守した。星は残り300mからのスパート勝負に加われず5位に終わった。結果一橋はこの種目で4点を獲得した。 東大とかなりタイム差がある中で臨んだこの種目だったが、このタイム差を埋めることは難しく負け越してしまった。来年までにまずタイムを東大と対等以上にもっていき、勝負・勝ち越しできる状態にもっていきたい。

続いてOP種目。 1500mでは金川(1)・宮本力(1)が出走。 直前の練習では調子が良かったものの中盤で失速し、低調なタイムで終わってしまった。 1500mから2時間開かず始まった800mでは星・堀内(1)・金川・宮本力が出走。 堀内がOBさんの引っ張りもあり、ハイペースでレースを展開。残り250mから単独走になり苦しくなったが、1分54台のUBをマークした。

この後堀内・福澤・400mに出場していた清﨑(2)は4×400mRに出場。 東大の短距離に食らいつき、見事に勝利をおさめ、男子総合優勝に貢献した。

合宿後最初のターゲットレースとなった東大戦でチームは優勝を果たしたものの、個人種目では快走・実力を出し切れた選手は少なかった。 パート全体の状態はまだまだ上がると思うので、合宿や夏休みの練習で培った走力を今後の対校戦で発揮するべく、精進していきます。

女子1500m対校 一橋から谷(2)明石(1)、津田から笹木(3)牧(2)が出走し、津田塾がスコンクで7点、一橋が1点を獲得した。

レースを振り返る。2周目まではスローペースで集団を形成したが、3周目から津田がペースを一気に上げて引き離し、それに東大小柳(1)が対応するもののラスト勝負で無事勝ち越した。一橋は谷がUBの記録で5着と大差をつけ貴重な1点を獲得し、明石は人生初レースを妥当な記録でゴールすることができた。スローペースで少しヒヤヒヤしたものの、最終的に取るべき点数はしっかりとれた。

女子1500mOP 津田塾から高橋(1)堀江(1)、東大2名の4人が出走し、1年生2人は練習以上の走りをみせた。

レースを振り返る。東大1人と3人で競り合った展開だったが、ラスト高橋が抜き出て、堀江も一度離れたが追い上げで東大を抜かし、OPも津田が1,2着を飾った。今回の結果を受けて練習のレベルを少しあげられそうだ。

女子5000mOP 今回から女子5000mも新たに追加され、津田から戸田(4)笹木(3)牧(2)大岩(1)が出走した。結果はまずまずであった。レースを振り返る。牧が大岩を、笹木が戸田を引っ張る形でスタート。牧は対校の疲れもあり離脱するも大岩はペースを保ち関東女子の内定を得た。戸田はペースが速かったため落ちてしまい、笹木は途中切り替えて自分のペースで追い上げ内定を得た。

関東女子駅伝の内定条件を5000m20分きりにしているため、数名来週の埼玉ナイターの5000mに挑戦する。

1年生が夏までの練習を経て、しっかり成長してくれてて安堵した。しかし今回主要メンバーの3年生3名が故障や体調不良でDNSしているのは痛手である。今回の結果を受け、良くも悪くも現状の走力に合った練習に修正することが課題である。

最後になりますが、当日は応援ありがとうございました。これから秋冬シーズンに入りますが、それぞれのパートの目標に向かって精進していきます。

文責 佐々木海 福澤元己 笹木晴奈

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