一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

対校・OPともに実力を発揮!

2月22日、熊谷スポーツ文化公園にて第17回国公立27大学対校駅伝大会が開催された。昨年と比べて気温が適度に高く、天気は快晴。コンディションは最高だった。

本学からは対校(高島(4)―清﨑(2)―長友(2)―寺田(2)―宮本龍(1)―戸髙(1))、オープンA(清水(3)―金子(2)―福井(2)―金川(1)―福澤(3)―毛利(3))、オープンB(大倉(4)―池野(4)―堀内(1)―田中遼(3))で、合計3チーム出走した。

対校からレースを振り返る。

対校は目標タイムを2時間2分とし、「6位以内入賞」を目標に臨んだ。

対校1区は高島。今年の1区はスタートからハイペースで序盤から集団は大きく二つに分かれ、第2集団につくことに。その後は終始我慢のレースとなった。レベルの高い区間でも粘りを見せ、15位で2区の清﨑に襷をつないだ。不調が続いていた中でしっかりと上級生としての意地を見せる走りで、チームが上位争いに食い込める位置をキープしてくれた。

対校2区は清﨑。スタートしてから1キロも過ぎないうちに2校を交わし、その後は単独走が続いた。それでも実力通りの走りを見せ、12位で3区の長友に襷をつないだ。区間順位は6位。これまでの駅伝同様、自分の力、調子をしっかりと分析する賢い走りだった。自身の反省にもあったが、次は攻めの走りを期待したい。

対校3区は長友。スタートから目標ペースより飛ばして数百メートルで前の選手を交わし、9位になったところで単独走に。後半でずっと後ろについていた選手に前に出られ、ラスト2キロで引き離される。結果、二つ順位を上げ、10位で寺田につないだ。区間順位は6位。直前までの膝の痛みを感じさせない走りだった。

対校4区は寺田。スタートから3’00/kmを切るペースで突っ込み、終始単独走となったが、大きなペースダウンはなく、ここでも勝負強さを発揮してくれた。8位で宮本龍にタスキをつなぎ、区間順位は6位。1週間前に競歩で日本選手権に出場していたとは思えない走りでチーム順位上げの大きな支えとなった。

対校5区は宮本龍二。不本意ながら入りの1キロで3’00/kmを切るも、そこからしっかりと落ち着いて状況判断をして走ることができた。他の選手の流れに身を任せたり、前が落ちてきたら自分が前に出るなどして自分のペースを作ることができていた。6位で戸髙に襷をつなぎ、見事に区間賞を獲得した。1年ルーキーのこの活躍はチームに活気をもたらした。

対校6区は戸髙。スタートは落ち着いて設定ペースで入り、牽制する他大学の選手について、後半までもつれ込む展開に。最後は他大のペースアップについていけずに引き離されるも、駆け引きがある中でしっかりと走り切り、全体8位でフィニッシュ。区間順位は13位。怪我で2週間のブランクがあった中でのレースで厳しい状況だったが、本人にとって貴重な経験になったに違いない。

最終的なゴールタイムは2時間1分12秒。今大会はエース佐々木の怪我などチームとして万全な状態で臨めたレースとは言えないかもしれない。しかし、下級生を中心に実力をしっかりと出し切り、目標こそ達成できなかったが来年の駅伝に向けて大きな希望を感じる対校戦となった。

続いてオープンA。

オープンAに関しては、個々を見ると課題が残る選手も多かったが、チームとしての目標タイムよりも1分以上早いタイムでゴールし、収穫の多いレースとなった。最終的な結果は2時間6分31秒。オープンの部での順位は9位。対校チームと比べてタイムの差は出てしまったが、練習の水準を見る限り今回オープンで出走した選手でも対校のメンバーとして走り、活躍する可能性は十分にある。今後もしっかりと練習に励み、より一層部内の競争率を上げてチームとしてのレベルアップを図っていきたい。

最後にオープンB。

オープンBは、現役中長部員と引退した4年生の混合チームで出走。1区の大倉(4)から首位争いを繰り広げ、その後、2~4区までほぼトップを譲ることなく1位でフィニッシュ。オープンA同様、一橋中長パートの層の厚さを表す結果となった。

今回の27大駅伝はコンディションに助けられた部分もあるが、個々人が自分の走りに徹することによってチームとしての実力を発揮することができた。また、その支えとなったのはコース沿道からの応援やサポートである。選手同士、部員同士が支えあわずして臨んだ結果は生まれないことを再認識しつつ、今後とも日々の練習に励んでいきたい。

重ね重ねではありますが、当日は応援・サポートありがとうございました。

文責:中長パートチーフ 長友勇樹

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