一橋・津田塾大学陸上競技部 中長距離パート

1500mでは金川が、5000mでは宮本龍二が優勝!!

4月11日、舎人陸上競技場にて第31回新四大学対校陸上競技大会が開催された。

天候は晴れ、時々曇りという陽が出れば暑かったものの比較的走りやすいコンディションであった。

本学からは男子対校1500mに

金川(3)、宮本力(3)、5000mに長友(4)、宮本龍二(3)

がエントリーした。

男子対校1500mからレースを振り返る。

6人でスタートを切った1500mは最初の200で宮本力(以下 力)は2位に金川は4位についた。集団は縦一列となり300mの通過はおよそ48秒。ちょうどいいペースであると言える。そのまま1000mまで力と金川は体力を温存した状態で様子をうかがっていた。1000m地点で先に力が仕掛け4番目に位置していた金川が反応。ラスト300m地点で成蹊大の選手に前を譲るも残り250mで金川が一気に仕掛け2位以下を引き離しにかかった。力も反応はしたものの金川の持ち味の切れのあるスパートについていくことができず金川が1着、力が2着と一橋でワン・ツーフィニッシュを実現させた。

最後まで状況を冷静に見れていた金川が戦略勝ちを収め、力も後ろから迫ってくる選手に抜かれまいと最後まで粘ったレースであった。

次に5000mを振り返る。

1周目から一人飛び出し他大の選手がいたがその選手に惑わされず自分のペースを守りながらレースは展開していった。途中で先頭の選手を吸収し淡々とレースを運んでいく。宮本龍二(以下龍二)も長友も体力を温存しつつ冷静な判断ができる位置取りをしていった。400m、75秒前後で押してく中で3000m過ぎから長友のフォームが崩れ始めた。3月に行われた関西国公立大学対校駅伝に出場しその後怪我に苦しんで急ピッチでこの大会に合わせてきていた分負担が大きくなっていた。対して龍二は序盤とフォームも表情もほぼ変えず冷静にレースを俯瞰している様子であった。

レースが大きく動き出したのは残り600m付近。仕掛けたのは龍二だった。その前からペースは1秒2秒と少しずつ上っていたがここで龍二が仕掛け一気に400mのペースが60秒台に食い込んでいく。長友も後ろから食らいついていく。そして龍二はラスト200mを30秒付近まで上げ、後ろを引き離し優勝。長友も最後の最後まで粘り6位入賞を果たした。

最後まで冷静だった龍二、そして途中から苦しい戦いを強いられた長友、どちらも最後まで自分ができる戦いをした結果点数を獲得することができた。

対校は1500m・5000m合計で26点獲得し、中長パートとして他大学に勝ち越すことができた。

続いてオープン種目を振り返っていく。

男子OP1500mには福澤さん(OB)が出走。レースは福澤さんが引っ張る形で展開。福澤は一度も先頭を譲らないままラストも伸ばして1着。

男子OP10000mには福井(4)、寺田(4)、戸高(3)、植田(3)、栗原(2)、大垣さん(OB)が出走。参加して頂いたOBの方々の引っ張りもあり、戸高がPBを更新した。標準切りを目指していた福井は途中で離脱してしまった。栗原は周りに丁度いい選手がいないなか自分のペースを冷静に守って走りきった。OPレース総評としては今後に期待できるレースであったと言える。予選会標準記録突破に向けて今後の課題が各々見えたレースとなった。

最後になりますが、応援やレース補助をしてくださった多くのOB・OGの皆様、及び他 パートの方々、本当にありがとうございました。今後とも精進して参りますので、ご支援のほどよろしくお願い致します。

文責:植田航太

 
種目 名前 記録 備考
男子1500m対校 金川亮太(3) 3'56"95 1位
宮本力(3) 3'59"77 2位
男子5000m対校 宮本龍二(3) 15'23"80 1位
長友勇樹(3) 15'36"45 6位
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